【本書「まえがき」より】
人工知能の大きな発達により、人間がこれまで行ってきた作業がロボットに取って代わられようとしています。しかし、そういう時代だからこそ、人間的なかかわりの中で生まれる創造性がこれまで以上に価値をもっていくと思います。(中略)人工知能が発達すれば発達するほど、人間らしさは先鋭化され、より深い人間らしさが求められるのが現代だと思うのです。その人間らしい学びを象徴したのが、「主体的・対話的で深い学び」であると思います。この学びを実現する上で、教科独自の学びという視点だけでは、十分ではなく、教科横断的に、スキルや人間性を重視したカリキュラムへの改訂が叫ばれているといえます。そのため、カリキュラムマネジメントが重要とされています。このような変化は、きっと学校の先生方の頭を悩ませていると思います。本書は、そんなこれからの授業づくりに不安を抱えている人たちの為の書籍です。